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展示案内

休館日 7月11日(火)─ 7月14日(金)
 *展示替えのため

次回展示 7月15日~8月31日 百鬼夜行展

開館時間 通常期 9:00開館 ~ 17:30閉館
夜間特別拝観期 9:00開館 ~ 21:30閉館


展示中

高台寺所蔵「打敷」 保存修理後の公開について

豊臣秀吉の正室・北政所ねね創建の高台寺には、桃山時代の貴重な品々が多数伝えられてきました。
今回ご紹介する作品を含む打敷12枚は、なかに「高臺院(北政所)殿寄附」の墨書銘を有するものもあり、桃山時代を代表する染織品として平成11年に京都府指定文化財となりました。
打敷とは、仏前を飾る荘厳具の一種で、卓上にかけて供物や三具足などの仏具を載せる敷物を指します。これまでの調査から、これらの打敷の多くが北政所をはじめとする身分の高い女性の小袖が仕立て直され、供養や祈願のために寺へ奉納されたものだということがわかっています。いずれも経年による破損のほか打敷として使用した際の汚れや保管時のしわなどがありましたが、この度、京都府、京都市、公益財団法人朝日新聞文化財団より文化財保護助成を受け「菊に雪輪花菱文様唐織打敷」「薔薇に雪持柳文様唐織等縫合せ打敷」の保存修理が完了いたしました。これを機に高台寺掌美術館にて公開展示する運びとなりました。

菊に雪輪花菱文様唐織打敷 薔薇に雪持柳文様唐織等縫合せ打敷

展示期間
 菊に雪輪花菱文様唐織打敷      2023年6月  1日(木)~6月20日(火)
 薔薇に雪持柳文様唐織等縫合せ打敷  2023年6月21日(水)~7月10日(月)
  ※ 6月1日午前中および6月20日午後は展示替えのため休館


高台寺蔵 東照宮尊影(徳川家康像) 公開

2023年大河ドラマの主役は徳川家康。
豊臣家ゆかりの高台寺に2幅の東照大権現姿の家康像が伝わっています。
高台寺は豊臣秀吉の菩提を弔うため、正室のねねが開基したお寺です。しかし、その建立は家康の協力なくしては成し遂げられなかったといっても過言ではありません。
秀吉の七回忌にあたる慶長9年(1604) ねねは高台寺の建立を発願。秀吉が眠る阿弥陀ヶ峰にちかく閑静な地として、ねねの条件にかなったのが現在高台寺が立つこの東山鷲ヶ峰の麓でした。ところが当時この一帯は公卿・鷲尾家の所領で折衝は思いがけず難航。そこで両者のあいだに入ったのが家康でした。家康は難色を示す鷲尾家の訴えを退けると、翌慶長10年(1605)酒井忠世と土井利勝を造営の御用掛に任命、京都所司代・板倉勝重を普請奉行に、堀直政を普請掛に置いていわば”高台寺造営チーム”を結成、ねねのために力を貸しました。このように高台寺建立と家康との関わりは深く、このときの家康の働きがなければいまの高台寺はなかったか、まったく違った形になっていたのかもしれません。

この度、掌美術館では所蔵の「東照宮尊影(徳川家康像)」を中心に徳川家との関わりがわかるお品のほか、秀吉・ねねゆかりのお品もあわせて展示いたしました。

展示品
東照宮尊影(徳川家康像) 江戸時代
土井勝利・酒井忠世仮名消息 江戸時代
高台院像 桃山時代
豊臣秀吉像 慶長6年(1601)
豊臣秀吉公所用 緋羅紗履・唐木杖像 ともに桃山時代
桐紋雲龍蒔絵脇息 桃山時代
獅子牡丹蒔絵双六盤 江戸時代


 
 
 

徳川家康
徳川家康


 
高台寺掌美術館
〒605-0825
京都市東山区高台寺下河原町530 京・洛市「ねね」2階

 
 
 
 
 

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