建仁寺の開山である栄西禅師は「なんと心は大いなるものか。天の高さは極めることが出来ないほど高い。けれど心はその上に出ることもできる。地の厚さは測ることができないほど厚い。けれど心はその下に出ることもできる。日月の光は越えることができないほど速い。けれど心はその光を越えることもできる。星の数や海岸の砂は数えることができないほど多い。けれど心はそのすべてをとらえることができる」と言っておられる。 人間の心は本来自由で大らかなものである。 あらゆる物を考えられるし、あらゆることができる。それを不自由にしているのは自分自身である。 大らかな心、自由な心は、人間が生まれながら持っているものであるということに気がつくこと、それが仏教である。