後藤典生住職の法話

メイクアップ

 若い人は美しい。
 若いということは特権であり、若いというだけで華やかさがある。
 けれども老いた人は、なお美しい。
 女性が若くなろうとしてメイクアップする事はいいことである。
 しかし、心まで若返ったのでは何もならない。
 心は二十歳の人よりも三十歳、三十歳の人よりも四十歳そして七十歳、八十歳、九十歳の人の方が美しくなければならない。

 若さという華やかさではなく、歳に応じた美しさがなければならないのである。
 心は日々磨かれていかなければならない。
 十年長く生きれば十年磨こうとする努力は必ず現れる。
 顔に責任を持てと言われるが、それは心が顔ににじみでているという事を意味する。
 歳に応じた美しさを持つというのは、仏教の教えである。