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ある時原子力発電所に対する賛否の議論を聞かせて頂いた。
賛成反対ともに立派な意見であり、見識をもっておられると思ったが仏教徒としてはその前に考えなければならないことがある。
誰もいない部屋に電気やテレビをつけっぱなしにして平気な人が多い。
電気にも命があるというのは、仏教の教えである。
その電気を粗末にすることは許されない。
電気を粗末にしながら原子力発電所に対して賛成だとか反対だとか言うことは仏教徒のたしなみに反する。
まず足元を見、自分はものを大切にしているだろうかという反省が必要なのである。
現代の人々はともすれば立派なことは言うが足元を少しも見つめてはいない。
自らすべきことをきちんとした上に立って、一人前のことを言うべきであろう。
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